MEMORYS  2005年1月〜3月



3月30日(水) 昨29日夜、表現活動指導者養成講座の最終第10回。
         2月5日から2ヶ月間のフィードバックを綿密に行い、反省点、今後の展望など。
         ひとつのワークショップをどれくらいのボリュームで構想するか。
         月1回半年なのか、90分2回なのか。そこで獲得したいものは何なのか。
         企画する者(この場合、私)と、講師を担当してもらう表現者の間で
         どこまで合意形成が出来るか、今後も、いつも、丁寧につめる必要がある。
         また、今回の反省点として、講師以外に、いつも同じ顔ぶれのスタッフが居る、
         ということの大切さを痛感。これまでいつも、何らかの形で確保できていたのだが
         今回、明らかに欠如することがあって、やはりそれでは、講師にも子どもたちにも
         負担がかかる。今後あらめて、意識的に、この役割を配置することにしたい。
         かなりつっこんだ議論を終了して、軽く打ち上げ。いい時間だった。

         きょう30日は、札幌学院大学恒例の教職員懇親会。非常勤講師を対象とする。
         布施学長や、非常勤15年という小川巌さんが話しておられたが
         この大学には、なにかしらフレンドリーな、あたたかい気風がある。
         戦後すぐに、リベラルアーツの習得を志してつくられた文科専門学院の伝統が
         生きているのかな。新さっぽろのシェラトンで、たくさんごちそうになりました。

         28日、娘と「オペラ座の怪人」を見る。はじめてJR札幌駅の「シネマフロンティア」で
         映画を見た。きれいで、おしゃれで、いい空間。照明やインテリアの効果なのか、
         サービスがキリッとしている感じが、とてもいい。映画の内容、という点では、
         いまのところシアターキノのほうが、面白そうなものが多いけど、たしかにキノにとって
         強敵ですね。
         映画の内容は、アンドリュー・ロイド・ウェーバーがみずからプロデュースしたという
         だけあって、見せ場、勘所をおさえた作品。それにしても舞台と映画とでは、これほど
         表現の仕方が変わってくるんだな、と妙に感心。映画って、ものすごく情報量が多い。
         私はやっぱり(この作品については)舞台のほうが好き。
         そうそう、舞台には全くない要素「怪人のその後」を、チラリと暗示する部分が印象的。  
           
         表現ワークショップの助成金に関する報告作業、いまだ継続中。なんとか今月中に
         決着を・・・、ということは明日中ですね。 


3月27日(日) 表現ワークショップ全8回の最終回。講師・本間さんが
         参加者ひとりひとりにあて書きで台本を作成。
         そのまま上演すれば3分ほどの、アニメチックなヒーロー対決もの(?)。
         日頃からは想像もつかない子どもたちの豹変ぶりに、あ然。
         いやあ、みんな、お芝居が好きなんだなあ。

         終了後、修了証書授与式を挙行。
         さらにジュースで乾杯。小1時間、おしゃべりしたり、トランプをしたり
         みんなで遊んでおひらきにした。
         参加者のお母さんと、家庭での様子などうかがい、
         私たちが感じたことをお伝えした、この時間が非常に貴重だった。

         午後、近代美術館講堂で、アーティスト、ダンサー、日本舞踊家などが
         コラボレーションで創り上げた舞台「パースペクティブ」を見る。

         今週は、先日終了した八軒物語や、きょう終了した表現ワークショップの
         収支決算、助成金の報告書作成など、年度末ぎりぎりなので急がねばならず
         あちこちお訪ねしたり、連絡を取ったりで数日を費やす。
       
         25日 北海道演劇財団の評議員会。何人もの懐かしい人と会った。
         
         26日 三角山放送局のかりんずたいむ。ゲストは、2月に表現ワークショップの
         講師をしてくれた百瀬さん。なんといっても八軒在住のアーティストですからね、
         一度は登場していただかなくては。海外の旅の話などうかがいました。

         きょう27日は、9月に亡くなった忠海光朔さんの命日。半年、経った。
         「仔羊亭」に残っていたボトルキープの焼酎。持ち帰って、ほんの一口、
         残してあったのだけど、今夜、空けたからね、忠海さん。もう、春が来るよ。
         去年、北大のどこかで摘んで来た、といって、なんとかいう野草のおひたしを
         つくってくれたね。みずみずしい、きれいな緑の茎で、シャキシャキして、
         ちょっと三つ葉みたいな香りがして、おいしかったよ。あの味、忘れられない。


3月22日(火) 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というめずらしいワークショップ(?)に参加した。
         (北海道舞台塾:先進的創造活動プロジェクトの一環、於ポルトホール)
         真っ暗闇の中に、「落ち葉の小道」や「小さなせせらぎ」や「ライブカフェ」などが
         設置してあり、少人数(私の回は6名)の参加者を
         視覚障害者のアテンドさんが、声で誘導してくれる。
         初めて持ってみた白杖、足元を探る頼もしいアンテナだ。
         聴覚が頼りになることはもちろんだが、「手で触れる」ということが、
         これほど心を落ちつかせるということは、大きな発見だった。
         30分ほどのプロセスだが、ずっと不思議な浮遊感があり、
         情報が限定されたなかで、気持ちが安らいでいたような気がする。
         ドイツには常設館もあるというこの活動は、様々な目的に対応出来るだろう。
         設営にはきめ細かな配慮が必要で、(例えば今回は、臭いなどにもう少し工夫が必要)
         思いがけない反応もありうるので、専門性と経験の蓄積が必要になる。

         しつこい歯の痛みの原因がようやく判明。根の神経がなぜか化膿していた。
         せっかく作ってかぶせた金属をバリバリ粉砕し、神経を掻きだすわけですが
         このプロセスで異臭がして、はあ、これだな、と深く納得。
         こんどこそ大丈夫でしょう。よかった〜!
         でも麻酔が切れたら、めちゃ痛くて、
         「イタイ、イタイ、バカ、バカ」と叫んだら、
         猫のニョンチがきちんとおすわりして、ジーッと私を見てました。


3月21日(月) 昨日ときょう、2日続きで表現ワークショップの第2回と第3回。
         毎回、遅刻者が複数。集合時間になっても姿を見せないので、
         家に電話すると、それからやってくる。電話しなかったら、どうなっちゃうのかな。
         入れ替わり、立ちかわり、それがある。
         かといって、来るのがイヤなわけではないようだ。
         
         子どもたちの状態は、そんな、様々な条件によって、毎回違う。
         これが同じ子かな?と思うほど、シャキッとしていたり、グダグダだったりする。
         
         例によって講師本間さんが、カードやら、シールやら、色紙やら、
         いろんな準備をしてきて、手を替え、品を変えして、
         言葉の面白さを遊ぶこと、
         ほかの人がやっていることに注意を集中すること、にチャレンジ。

         床に裏返してばらまいたカード、どれでも好きなのを拾って読み上げる、
         というプログラムには、どうしてあんなに熱狂するのかな。
         先を争ってカードを拾う、ジャンケンして順番を決める、その表情も熱気を帯びている。

         今回から、保護者あて、どんな活動をしたか、その活動の目的は何か、など
         お便りを届けることにした。それはきっと、とても大切な要素だ。
         最初からすべきことだったけれど、これからでも実行しようということになった。
         娘が小さかったころ、保育園で保母さんが毎日書いてくれたノートを思い出した。

                       18日夜からきょう午前中までの、まる2日半、
         食べもの、飲みものすべて身体を素通りする状態が続いた。
         これ以上続くようなら点滴でも、と思ったが、かろうじて持ち直した。
         一体、なんだったのだろう。体重が45キロをきって、ちょっとびっくり。                            


3月18日(金) 仕事場の模様替えをしている。書きもの机とパソコン、本棚の位置を変えた。
         この部屋で動かすのは3度目だが、はじめからこうすればよかったと思うほど
         しっくり落ち着く。本も入れ替え、並べ替えしてすっきり。
         同時に、未整理書類や取りおいた資料を片端から整理、処分。
         方針が決まればどんどん仕事が進む。
         昨年の「新まちづくり計画市民会議」の資料、議事録など、それだけで
         積み上げると1メートルくらいになる。とても個人で保管するのは無理だ。
         自分が参加した分科会の興味ある議論の記録と、
         最終的にまとまった報告書を残して捨てることにした。

         13日(日) 八軒表現ワークショップの後期第1回。
         講師の本間さんが、子ども達が興味を持ちそうな小物を色々持参して
         楽しくすすめた。
         きょうのテーマは、「ほかの人がやっていることに、きちんと注意を向けて
         見る、聞くことが出来る」という一点に絞った。
         みんな、期待以上に、しっかり集中することが出来る。来週が楽しみ。

         15日(火) 確定申告。毎年、この日が済むと、ほっとして春が来る。
         実際、とても暖かな1日。雪解けで足元が悪い。

         相変わらず、歯医者に通っている。ようやく痛み止めを必要としなくなってきた。
         きょうは麻酔して歯石取りをした。ゴリゴリ、ゴリゴリ、すごい力仕事。
         
         夕方からスタジオで、学院大の卒業生追い出しコンパをしている。
         5名の卒業生は、演劇とアートマネジメント講座の、昨年、一昨年の受講者やその友達。
         みんな就職や志す方向を見つけている。
         警察、大学職員、人事請負会社、生命保険外交、などなど。         
         美味しい日本酒がある。琴似共栄市場の美味しい刺身もある。
         1年後にまた集まろう、と言っている。
         みんな、どんな風に変わるのかな。
         来年、卒業する2名は、どんな道を見つけるかしら。
         赤い実神社にお酒を供えて、前途平らかなることを祈願した。


3月11日(金) 9日、夕方のuhbスーパーニュースで、レッドベリーの活動を紹介した特集放映。
         取材してくれた膨大な映像から、どう編集するか、きっとたいへんな作業だったはず。
         (私もかつて、ラジオでそういう仕事をしていたから、よく分かるのだが。)
         きめ細かに、盛りだくさんに、様々な要素を取り上げていただいて、
         素敵な番組に仕上げていただいたディレクターの吉雄さん、カメラマンの上野さん、
         ありがとう!
         
         夕食後、歯が痛くて、痛くて、夜中になって歯科の急病センターにタクシーを飛ばしたが
         23:00までとのことで戻ってきた。帰ってきて改めてよく見ると、新聞にもそう書いてあった。
         しかたがないので、痛み止めを倍量飲んで、はれているところを冷やして寝た。

         10日、朝いちで歯医者へ。担当の先生が出勤しない曜日で、他の先生に見てもらった。
         原因は歯の根ではなく、歯茎の方らしい。化膿止め、抗生物質ではれがひいたら治療するとのこと。
         痛み止めが切れると、すぐに痛くなる。

         9日のテレビで、私はもう少し髪や顔に気を配らなければいけないな、と思ったので
         早速、歯医者のついでに美容院へ。
         20数年の付き合いになる彼女のカットは、やはりすごい。カットだけでヘアスタイルを
         きちっとつくり、髪が伸びても形が壊れない。そこいらへんの美容院とは、そこが違う。
         ただし、その分、代金もすばらしく高い。
         本当は月に1回くらい、この美容室に行けば、いつもシャッキリしていられるのだが
         ムリだなあ。だからいつも「半年来なくても大丈夫にして」と頼む。
         
         4丁目付近で昼食を取ろうと思い、とても久しぶりにパルコの上層階へ足を運んだ。
         レストラン階がずいぶん様変わりしている。最近オープンしたという「無印良品」の
         店が楽しかった。東急ハンズ、西武ロフトとは、ひと味違う、いい感じ。
         札幌駅前隆盛のあおりで4丁目、南1条商店街はたいへんなのだろうけれど
         けっこう、がんばってるんだね。昔、4プラに勤めていたご縁で、応援したい気分。
    
         11日、きょうもやっぱり、歯が・・・・。
         祖父の一代記発行について、印刷屋さんと打ち合わせ。
         ああ、確定申告の準備をしなくちゃ。
         昨日、声をかけていただいたふたつの仕事(ちいさな講演と、芝居の制作)をお断りした。
         少し仕事を絞り込まなくちゃいけない。         


3月8日(火) 5日、6日の「八軒物語:亘理渡来記すえ語り」公演を終了。
        地域の話を丁寧に、分かりやすく語って、楽しく聞いてもらう、
        という今回の狙いを、一定のレベルでクリアできたと思う。 
        加えて、参加してくれた人たちの、個々の状況、事情と向き合いながら
        かろうじて目標に到達できたことは、本当に良かった。
        
        公演当日の朝、すべりこみで道新が記事に取り上げてくれたおかげで
        入場者数は予想の150名を大幅に突破、280名を越えた。         
        キャスト、スタッフのみなさん、観てくださった方々、ご支援くださった方々、
        本当にお疲れさまでした、ありがとうございました。
        作品についてのフィードバックは、追って別項目を立てて検証しようと思います。  

        この1週間は、公演準備のみで過ぎ去って、特に話題もないけれど
        楽しかったのは、炊き出しです。文字通り、同じ釜の飯をともにしました。
        稽古中はご飯だけ炊いて、各自おかずを持ちより。
        4日、仕込とリハーサルの日の昼食は、ご飯を炊いて、琴似駅前のカレー屋さん・リトルスプーンへ
        鍋を持ってルウを買いに行き、おなか一杯食べました。夕方は八軒会館のお隣、河原
        食品さんからおにぎりの仕出し。人気の五目おにぎりはやはり美味しい。
        5日初日の昼食は、八軒おかずやさんのボリュームある2段重ね弁当、580円也。
        夕方は、炊き出しボランティア上田さん、松井さんのおにぎりとあったかいお味噌汁。  
        6日昼食は、上田さんと山口さんの炊き込みご飯、手羽もとの煮物、味噌汁。
        そして、公演、撤去終了後18:00からのうちあげも、上田さん、山口さんに準備して
        いただきました。美味しかったです!感謝。

        とはいうものの、私は歯が痛くて本番前後、ほとんど物を食べられず、飲み物中心で生きてました。
        (飲み物には、当然、ビール、お酒も入っているわけですが)
        きょう、歯医者さんに飛んでいって見てもらったけど、痛みのピークは過ぎていて
        このままおさまるようなら、神経を抜かずにすむから、様子を見ましょうとのこと。
        で、今夜もやはり痛み止めの薬のご厄介になっています。

        公演翌日の7日は、なんとも素敵に春めいて暖かく、お借りした古道具を手稲記念館と
        屯田兵屋のお返ししに行ったり、持ち帰った道具類を仕分け、片付け。衣裳の洗濯。
        うちあげのあと片付け、その他、心楽しく公演の余韻に浸りました。
         
        トップページのTOPICSにも書きましたが、このかん、レッドベリーの活動や、八軒物語の
        稽古、合宿、本番を取材してくれた、uhb北海道文化放送が、6分の番組にまとめて
        明日9日夕方のニュースの中で放送
してくれるとのこと。時間はおよそ、18:20過ぎ
        聞くところによると、4日本番前日に公演予告、そしてきょうも番組予告が流れたとのこと。
        知人から電話が来てました。さて、どんな風に編集してくださったのか、
        コワいような、楽しみなような・・・・。       

        公演1日目、5日の夜、同じ八軒会館の奥のほうの和室で、小樽詩話会の会合が開かれていた。
        芝居の受付で玄関付近に座っていると、見覚えのあるお顔、あとりゑ・クレールの高橋明子さん
        だった。そういえば先ほど、どこかでお会いした方だと思ったのは萩原貢さんだったな。
        高橋さんから、かわいい猫の写真やイラストがたくさん載った新聞や冊子を頂戴した。          


2月28日(月) 「八軒物語:亘理渡来記すえ語り」公演が、今週土日に迫った。
         先週はほぼ毎日、その準備。
   
         22日(火) 朝、歯医者。昼、役者の斎藤和子さんにお願いして、すえさんメイク指導。
         午後、稽古。稽古後、劇中音楽の録音。20:00すぎ終了。
   
         23日(水) 朝、歯医者。
         午後、「抗酸化」についての講演会。シックハウスを防ぐ建築施工や、
         アトピー・アレルギーの緩和に効果があるということで、ちょっと話題になっている。
         厚生年金の1階がほぼうまっていたから、参加者は1500人程度だろうか。
         数人の思いがけない知人に会って、驚いた。
         夕方、地下鉄宮の沢駅構内通路の出店で、役者と落ち合って、衣裳用着物を買う。

         24日(木) 午後稽古。区役所へ、公演のごあんないとバックアップ御礼。
         パトス、アミカなど、琴似の町の文化スポットにポスター、チラシを届ける。
         
         25日(金) 手稲記念館に、劇中で使う、座繰り用糸とりつむぎ車をお借りしに行く。
         治療中の歯が痛んで、急遽、歯医者へ。
         帰りに琴似大中で、衣裳用の黒いカンフーシューズ4足を購入。
         かぜが悪化。めずらしくビタミンCだの、ドリンク剤だの買い込む。
   
         26日(土) 11:00から三角山放送局「かりんずたいむ」。
         ゲストは、八軒物語主役の佐藤亜紀子さん。
         一部、登場人物の「すえばあちゃん」として話をしてもらう。
         微妙にズレた話が面白かったと思うのだが、これを聞いて
         見に来てくれる人がいるといいな。
        
         放送の一部始終、その後、午後からの稽古に、uhb取材班が入った。
         4日夕方のニュースの最後に30秒ほど、予告を流してくれるとのこと。
         その後、本番を取材の上、3月10日頃、「レッドベリースタジオ」の活動について
         6分ほどの特集を流してくれるとのことだ。
  
         27日(日) 9:30から表現ワークショップ。前半4回(百瀬俊介講師)の最後。
         公開ワークショップということで、後期講師の本間さんや、参加者の家族も参加した。
         備品の箱や小物、描いた絵などを、スタジオ空間(屋外も含めて)の好きなところに
         飾るという活動。幸い青空の好天で、子ども達、大喜びで外に出たり
         トイレ脇の小さな空間に立てこもったり、思い思いに遊んだ。
         最後に、「レッドベリースタジオ」の9文字に絵を添えて、分担して紙に書き、
         それぞれ外から見える位置に展示し、全員で外に出て、ひと文字づつ確認して
         終了した。次回は3月13日(日)。講師は本間盛行さんに変わる。
 
         15:00から、かでる2・7で、北海道舞台塾・先進的創造活動プロジェクトの一環
         「リアルワークショップ」を観る。このあと開催されるふたつの演目、作品とあわせて、
         感想をまとめるように、とのことである。終演後、会場で久しぶりに会った友人と話す。

         スタジオでは15:00から、役者、スタッフ3名が、舞台装置、小道具等製作の作業。
         借りてきた糸車の不足部品を手づくりして、どうにかクルクルと回るようになった。
         ヤッター!大成功。夕食の出前を手配。終了は21:00すぎ。
         22:00、母と娘が誕生日の乾杯をしてくれた。                    


2月21日(月) いつしか、週1のペースになりつつあるのかな。
         サイトから逃走しているわけではない。
         このところ、HPのあちこちに手を入れている。
         
         たとえばレッドベリースタジオの予約について、
         このところ、驚いたことに、半年以上先まで利用申し込みがある。
         従来、予約受付は半年前からとしていたが、
         9月、10月の問い合わせが複数となり、考えた末
         1年前から予約を受けることにした。
         オープン5年目の、このうれしい状況は
         ようやくこのホームページが機能し始めたことの表れだと思う。
         面識のない若い劇団の人たちが、スタジオの内容とスケジュール欄を確認して
         連絡してくれる。6日間割引による小規模演劇公演がニーズに合っているようだ。

         16日 午前中、歯医者。行くたびに麻酔を打つような大規模工事で、
         なんとなく緊張する。短期間にあれこれ治療してくれるように頼んだのだから
         しかたがないのだけれど。
         
         17日 「八軒物語」稽古。無断欠席のキャスト1名をカットすることにした。
         これに伴ってせりふの入れ替えなど。
         前回15日の稽古後には、学生に手伝ってもらって昨年の来場者あてDM宛名書き。
         ファイルメーカーに入力すればタックシールを出せるのだが、
         昨今は手書きのありがたみ、というのもあるから、かえっていいかもしれない。
         
         18日 仕事場の整理が急務となり、破棄すべき書類の整理などに着手。
         やってみて分かったことは、昨年2月以降、私の生活管理能力が著しく低下している。
         何をどうしたらよいか分からない、方針が立たない、といった態で、
         全く、なっとらんのである。判断がつかないので、捨てずに溜め込んできた結果
         仕事場は、膨大なファイル、未整理書類、芝居小道具等、預かりものなどで
         身動きできない状況となった。さて、ようやく、整理の方向が見えてきた。

         19日 日大芸術学部の学生2名が、北海道のコミュニティアートについて
         話を聞きたいと来訪。春休みで帰省中なのかとおもったら
         わざわざこのために、ひこーきで(スカイメイト運賃で)、ホテルを取って
         やってきたのだという。「北海道はコミュニティアートの活動が盛んだから」
         とのことだが、そうなのかなあ。
         ともかく、私周辺の実践について、知っている限りの事例、考え方、課題、
         等などについて2時間あまり話したが、役に立ったのかしら。
         
         彼等のゼミの先生・戸田宗宏氏について、ネットで検索したら様々な活動歴が見えてきた。
         なにより目にとまったのは、いまシアターコクーンで蜷川幸雄が再演して話題を呼んでいる
         清水邦夫作「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」に関わる事項。
         これは曰くつきの作品で、清水、石橋蓮司、松本典子、緑魔子、山崎努等が集まって
         「風屋敷」という集団名で初演する予定だったが成らず、旭川の劇団河が清水の了解のもと
         初演した経緯がある。札幌STVホールでの公演(1975年5月)は、印象に残っている。         
         その、幻の風屋敷公演の制作の欄に戸田氏の名前がある。
         
         20日 午前中、表現ワークショップ第3回。養成講座受講者がきょうは全員欠席で
         子どもたち4名に昨日来訪の日大生2名にも参加してもらった。
         人数が少ない場合に、子ども達がリラックスして集中できる環境をつくることが
         なかなか難しい。終了後、次回に向けて話し合い。
       
         夕方、「駅裏8号倉庫」運営委員7名が集まった。
         足かけ6年、実質3年の活動を、20年前、終了したフリースペース。
         12名の運営委員は、いま全員が50代。うち1名はすでにない。
         (そうだったのか、当時は若かった、と思っていたが、私たちはあの時すでに
         20代の終わりから30代だったのだ。けっして「若者」ではなかった。)         
         個々には様々なところで会っていても、こうして顔をそろえるのは初めて。
         会えば瞬時に、かつての関係性がよみがえる。
         同時に、それぞれの上に流れた20年という時間の厚みも、よく読み取れる。
         これからは、毎年1回くらい、こうして集まって情報交換もいいのではないか、
         という話になった。

         「駅8」との再会といい、上記「幻に心も〜」の再演といい、
         萬年さんが「八軒物語」に関わってくれていることいい、
         偶然だけれど、何か偶然ではないような符合を感じる。
         さらにこっそり言えば、この2月で結婚して20年が過ぎたことも。
         こういうのを「共時的経験」というのだろうか。 


2月15日(火) なんと1週間もごぶさたですね。
         
         さかのぼって10日、「八軒物語」小道具さんと一緒に、手稲記念館と屯田兵屋を訪ねる。
         舞台美術にお借りする古道具をリストアップ。
         土間つき、いろりつき、2DKの兵屋は、よく見るとなかなか面白い構造だ。
         でも、寒かっただろうなあ。

         「八軒物語」稽古合宿。11日10:00集合。
         立ち位置確認、歌の稽古、パワーポイント画像確認などを含め、夕方まで稽古。
         持ちよった米を炊き、豚汁で夕食。
         夜10時まで稽古の後、飲み会。学生たちは明け方まで起きていたり
         早朝のマックスバリューに出かけたりしていたらしい。それでも、朝食後、稽古。
         散歩がてら、みんなで兵屋参り。15:00解散。
     
         13日 表現ワークショップ第2回。ペアになったふたりの絵(シーン)をつなぎ合わせて
         お話をつくる。いろんな想像がひろがって、楽しい。
         引っ込み思案のおにいちゃんがこの時間を楽しみにしている、とのお母さんの話、うれしい。  

         14日 「八軒物語」のチラシを、12,000枚、八軒情報交流センターの印刷機で作成。
         ものすごい分量。道新販売店の斎藤新聞店に取りに来てもらう。
         近々、八軒、琴似、二十四軒に折り込みする。
         拡大コピーでA3のポスターをつくる。朝からの大雪で、紙をあつかう行動が不自由だ。

         きょうも小雪だが明かるい。午後から「八軒物語」稽古。
         歯医者の予約をキャンセルして、諸々の作業。今週が勝負どころだ。


2月9日(水) 週の初めは半日が各種連絡、段取りでつぶれる。こみいったメールもけっこう多い。
         札幌学院大シラバス入稿。IEを5.5から6.0にヴァージョンアップして問題なく送ることができた。
         
         8日、歯医者のついでに駅前のなにわ書房に立ち寄る。
         ちょっと見るだけのつもりが、結局、先日「HO」の取材謝礼としていただいた図書券と
         JCBのポイントでもらった買物券を、ほとんど全部使ってしまった。
         辰巳芳子「手からこころへ」、久しぶりに買う料理本。といっても、レシピがメインではなく
         食による随想である。このひとの母・辰巳浜子の「料理歳時記」や、水上勉「土を喰う日々」も
         同じ系列の、大好きな、大切な本である。
         四季の素材と生活を見極める浜子さんの資質がしっかりと受け継がれ、それに欧風料理の
         見識が加わり、ちょっと小粋で、ガラッパチの味わいも加わって、芳子さんのこの本もいい感じ。
         なんて気安く言うけれど、このひと、実は私の母と同じくらいの年齢でいらっしゃる。
         もうひとつ、うれしかったのは、ガスパチョのレシピ、つくりかたのコツが、しっかりと載っている。
         スペインの冷たい生野菜スープ。トマトがベースでキューリやピーマンなどが刻み込まれている。
         本当においしくて、元気が出る。今年の夏は、ぜひつくってみよう。
         
         きょうは、うそっぷの会稽古を欠席して、八軒物語のちらしリメイクなど作業。        
         HPのトップを少し模様替え。この日記のタイトルも。いくらか、春めいたかと思うのですが。


2月6日(日) 5日午後、表現活動指導者養成講座、第1回レクチャー。
        参加者、講師の自己紹介、参加動機、内容に関する考え方、その他。
        フリートークで、表現、コミュニケーション、文化、地域活動などについて話し合う。
        
        6日午前、表現ワークショップ第1回。
        きょうの参加は小学校1年〜4年の子どもたち6名、養成講座のおとな2名。
        講師百瀬さんの指導で、今回は、絵を描くことから発想して、
        それぞれに「○○が○○してるところ」を見つけるところまで。
        初めて会った顔ぶれで、まだ微妙に緊張しているけれど、これからが楽しみ。
        
        今年は、参加者数がいまひとつ伸びない。
        週1回、2ヶ月で8回というスケジュールが、ちょっときついのと
        2月、3月はまだ雪で、春休みは計画も多く、参加しにくいようだ。
        しかし、部分参加を含め、最低限の人数が揃って、まずは無事スタート。
        少ないは少ないなりに充実した展開が可能だ。
        この活動の意味と、楽しさを共有できる広範なネットワークを、大切に育てたい。 

        それにしても、よく雪が降る。
        屋根がずっしり、重そう。今年の雪まつりは、雪像が白くてきれいでしょうね。 


2月5日(土) 友人のSさんから、「日記の文字、間違ってます」とメールをいただいた。
        3日付の3行目、「焙烙」を「俸禄」と変換ミス。ありがとうございます。
        自分で見つけて訂正することもしばしばなのですが、
        なにか気付かれましたら、ご指摘ください。どうぞよろしく。
        それにしても、Sさんがこれを読んでくれていたなんて、ちょっと緊張、かな?

        3日夜、札幌学院大講座OBの卒業追い出しコンパ。
        演アト(演劇とアートマネジメント講座、長いのでいつしか定着したニックネーム)
        は、全学共通なので、受講者は1年から4年まで、場合によって7年生も居る。
        今年度修了したメンバー、去年のOB・OG、おととしのOB・OGから、10数人が集まった。
        さて今年は、どんな出会いがあるか。

        4日、八軒物語の第1回稽古。
        構成の萬年さんが脚本に沿って、音、あかり、役者の位置、動き、せりふのニュアンス、など
        ポイントを説明してゆく。必要なことだけに絞り込んだ的確な指示。
        萬年さんの声が、どんどんシャープになってゆく。2時間の稽古で、第7場まで。


2月3日(木) 節分。英語で the eve of the beginning of spring なるほど。
        毎年、我が家で「節分のお茶」と称するものをつくる。
        大豆をフライパン(本当は焙烙かな)で、ゆっくり黒くなるまで煎って、
        土瓶(ポットね)に入れ、梅干を入れてお湯を注ぐ。
        ジューッと音がして沸き立ったのが、充分おさまった頃に注ぎ分けて飲む。
        大豆を煎る香りが良くて、体が温まる。        

        昨日のこと。
        六花亭が北海道神宮に出している茶屋にほうじ茶を買いに行った。
        加賀棒茶、つまり「茎茶」なのですね。香りが良くて、味もしっかりしている。
        値段も普通。他では売ってない。(いや、何のことはない、ネットで買えるんだけど)
        うそっぷの会の稽古が終わって行ったら16:00を過ぎていて
        もうお店は閉まっていたのだけど、中に人の姿が見えたので頼みこんで
        売ってもらった。神宮も、もう門が閉まっていて、社務所で節分の大豆を買ってきた。
        ちなみのここで言う大豆は、そのまま食べるように、あらかじめ煎られているのだが、
        この手の豆としては、山形の「でん六」の豆が、実にちょうどよく、食べやすく煎られていて
        美味しいのである。
        これは札幌でも、いろんなスーパーやコンビニで扱われている節分のメジャーメーカーだから
        ご存知の方も多いはず。これは、かなり工夫された技術だと思う。
        
        以上、大豆とほうじ茶のウンチクでした。


2月1日(火) 昨日締切の札大授業計画、ネットで入稿しようとしたが、何度やってもエラーが出る。
        問い合わせたところ、他にもそういう事例が出ていて、送る側のPCの何かが
        原因らしいとのこと。別のPCから送ってみてくれませんか、とのことで、娘のPCから
        試みて解決。WindowsMeとXPの違いか、ISDNとADSLの違いか、IEのバージョンの問題か。

        2月、陽射しが明るくなり、雪は白い、大好きな季節なのだが、
        このところ毎年、この時期がいちばん、気持ちが落ち着かず、あわただしい。
        仕事をシンプルにしたい。
        しかし、そうもいかない。4月からあらたに始まることを、いくつも抱えている。
        やらなければならない。       
        時間がほしい。分身を3つくらいほしい。
        淡々と、ひとつひとつ、やっていけば、なんとかなるだろう。

                     歯医者さんに行ってきた。何年ぶりだろう。
        少し前から、どうもいけない、と思っていたのだけど、
        冷たいものがひどくしみるようになったので、思い切ってでかけた。
        数年前、治療の途中で通うのをやめてしまった部分が、そのままになっていて
        そのために、私はここ3年くらい、ほとんど左の歯だけで食事をしてきた。
        右は、どういうわけか、かみしめることが出来ない。
        これって、きっと、顔もゆがんじゃったり、頭も悪くなったり、しているのではなかろうか。
        奥歯をグッとかみしめる、ということが出来ないと、人間、だめなんじゃないだろうか。

        というわけで、きょうはレントゲンを10枚撮り、詳細な虫歯の検査、歯茎の検査など
        全部、点検してもらい、とりあえず2ヶ月で治せるだけ治してもらうことにした。

        それにしても、JRで歯医者さんに行って、帰ってくるというのは、
        なんだかとても、心休まる時間だった。
        仕事でなく、会議でもなく、ただ、身体を治してもらいに行って、丁寧にしてもらって。
        しばらく、歯医者さんマニアになりそうだ。    


1月30日(日) 久しぶりによく眠ったら、それなりに仕事がはかどる。睡眠はだいじ。

         旧駅裏8号倉庫(20年前に活動していたフリースペース)の運営委員で集まろうという
         ミーティングの日程調整。忙しい人ばかりだが、うまく集まれるかな。

         来年度スタートする札幌大学「文化環境論」のシラバス作成。
         札幌学院大「演劇とアートマネジメント」のほうは6年目。少し、内容を変革する。
      
         仕事場の模様替え、環境整備、ここ1週間がチャンスなのだが、
         各種文書作成、提出など、細々としたことが舞い込み手がつけられない。

         吹雪がおさまって、雪の白さが静かだ。
         細かいことを早くかたづけて、少し本を読もう。


1月28日(金) 2月の表現ワークショップ、参加者募集締め切りを過ぎて
         定員に達しないので、昨年のドラマワークショップ参加者や、
         石狩ワークショップ参加者にDMを郵送。
         道新の記事を見て、北広島からも申し込みがある。
         新しい出会い、楽しい時間をつくりたい。         

         昨夜、27日は9月に亡くなった忠海光朔さんの命日。
         11月の四十九日に行った「お別れ会」のおつかれさんと、
         遺稿集の内容について想いのある人たちが集まった。「開(かまえ)」にて。
         忠さんは詩人なのだから詩集にすべきだと言う人、
         いや、忠海さんの世界はもっと多彩なのだから、何もかももらさず
         採録したい、という人。私はどちらかといえば後者。
         終了後、めずらしい顔ぶれでカラオケへ。
         和田由美さん、勇崎さん、道新加藤さん、カメラマン野口さん、大沼さん、
         「開」の桝田さん。和田さんの「東京ドドンパ娘」は、すごく良かった。

         3時帰宅。6時に起きて、弁当&朝食。なぜかひどく元気だ。
         朝風呂でリフレッシュ。懸案のワープロ文書をWordに変換する作業に取りかかるが
         結局、メーカー指定の外付けFDD(3モード)を購入しなければいけないらしい。

         今夜はポルトホールで劇団千年王国の「SL」を見る。
         外で芝居を見るのは久しぶりかな。   


1月26日(水) 4日間のブランク。きょう、ひといき。
         積み残しの懸案処理にとりかかる。
         母のワープロ専用機文書を、パソコンに取り込む変換作業。
         ソフトを購入したが、いくつかの問題があり、いまだ完成せず。

         22日(土) 午前中、三角山放送局で「かりんずたいむ」。
         ゲストに、うそっぷの会の成田さん夫妻、出口さん。
         15:00からレッドベリーで、うそっぷの会「公開練習&新年会」。
         講師本間さんがすすめる公開練習では、お客様も一緒に身体を動かして
         呼吸や構音の基礎訓練、そして作品づくりプロセスの一端を見ていただく。
         元アナウンサーの山口さんはじめ、うそっぷの応援団が広がった。
         UHBで6分ほど、レッドベリーの活動を紹介してくれるとのことで
         ディレクターの吉雄さん、カメラさん、音声さんが参加。         
         
         23日(日) 25日の「八軒物語」ミーティングの段取り。
         わずか40日で本番にこぎつけるための、最重要会議だ。
         
         24日(月) 札大講義・色彩について第5回、今回で終了。
         漠然と関心を寄せていた、色にまつわるあれこれを、ひとまとめに語ろうという
         無謀な企て。取り上げた内容はおよそ以下のような。
         色と光の色彩科学/色彩と視覚の仕組み/色名と表示、カラーオーダーシステム/色の測定/
         色彩と呪術/赤い実と鳥の視覚について/陰陽五行と色彩/染色〜紅と藍/陶芸〜赤絵と
         顔料、釉薬/北海道の藍づくり/優佳良織/色という文字/色即是空/視覚現象、感情効果/
         心理、身体への色彩の効果とコントロール/札幌の指定景観色/五感と表現について/その他
         どれひとつとっても、本1冊になる内容で、以前からの蓄積がいくらかあるとはいえ、
         このかん、各分野の本30冊あまりを取り寄せて、とっかえひっかえ読み込んだ。
         最低3冊くらい読み合わせないと、一つのことを充分説明できない。
         専門外だから、とは言うまい。だいたい、私に「専門」って、あるのかな?
         あるようで、無いようで、でもやはり、自分なりの視点を持ちたいと思う。
         春から通年で「文化環境論」を担当する。今後も、こういう作業は常態となる。
        
         25日(火) 13:30から、「八軒物語」スタッフ会議。
         原作の岩沢さん、脚本構成の萬年さん、照明の土屋さん、音響の葛西さん、
         主役・佐藤亜紀子さん、企画全体にわたる仕事仲間・長谷川さん、
         そして札幌学院大の学生のみんな。
         レッドベリーとしてはめずらしく、ビリッと引き締まった打ち合わせ。素敵な時間。
         
         脚本の萬年俊明さんは、10数年前まで、デパートメントシアター・アレフという劇団を主宰、
         作・演出で、いつもセンセーショナルな芝居づくりで話題を呼んでいた。
         重い病を得て、外出もまままならず、演劇から遠ざかっているが、
         今回、メールを駆使して、原作を脚本化する作業、全体の構成をひきうけてくれた。
         このうちあわせと、あと何回かは、稽古に立ち会ってくれる予定。
         「八軒物語」の企画趣旨を賢察した萬年さんの、行き届いた配慮に感謝。
         あらためてこの人の実力を実感する。                  
         
         3月5日、6日の本番に向け、1ヶ月集中の芝居づくり。白熱した時間がはじまる。
         きょうもUHB取材陣、熱心な取材、撮影。


1月21日(金) 昨日いちにち降り続いた雪が上がって、
         今朝は表通りで、小さな除雪車を使い、人手も動員して、道路わきの雪かたづけが
         行われている。でも、違法駐車の多いあたりはなかなか片付かない。
         
         19日(水) うそっぷの会、今年初めての定例練習。
         22日にレッドベリーで、「公開練習、兼新年会」をするので、その準備。
         今年から練習を週1回に増やして、再来年の10周年記念公演に向け
         ピッチを上げる。障がい者だけでなく、広く交流を深め、作品づくりをすすめたい。

         20日(木) 食卓用のイスを購入。荷物が届いた。
         使っていたイス4個のうち、2個は叔母のところで使わなくなったものをもらった。
         叔母夫婦が埼玉川口に居た頃のものというから、40年以上になるだろう。
         座面のレザーが裂け、木組みがはずれてグラグラする。
         あとの2個は、私が結婚したとき買ったもの。
         セットになっていたテーブルは小さくて、子どもが生まれたとき買いかえた。
         座面の布を、4回、自分で張替えして、20年になる。
         こちらはしっかりしているので、プロに張り替えてもらえばまだ使える。
         あたらしいイスは、めずらしくテーブルとセットでなく、イスだけ(2個セット)で
         販売されていた。座面がちょっと低めで、回転する。
         イスが変わっただけで「なんだかよその家に来たみたい」と、娘が言う。       


1月18日(火) 昨日、札大講義、色彩について第4回終了。
         染色、陶芸など人間が色彩を追求するプロセスの話、あれこれ。
         関連して、明治の一時期、北海道の藍生産が本場阿波徳島をしのいだ
         時期があることも話題にした。
         篠路興産社、蜂須賀農場、屯田兵の藍づくりなど。
         ここでもまた、話は琴似につながってくる。
         「八軒物語」でいつか、藍の話をしたいな。
         レッドベリーの庭に蓼藍を植えてみたい。夏に生葉染めなんて、素敵。
        
         16日 江別ドラマシアターどもの優子さんと電話で話す。
         高砂の土地を買うのは一時金を整えるのが難しく、当面は断念するという。
         更地を持つと、建物を建てるまでの固定資産税が非常に高額になる
         という話を他から聞いた。確かに今、無理をすることは得策でないかもしれない。

         きょうは少しゆったり。
         昨夜、久しぶりに東京の友人から電話。
         学生時代のなつかしい町を歩いて、思い出したから、と。
         仕事は、責任ある立場の人は特にたいへんのようだ。


1月15日(土) スタジオは北大落語で、丸1日、若い人たちの活気。
         いくぶんか、仕事進展。
         
         庭のヒバの木に、猫が2匹登って、じっと雀を狙っている。
         毎日のように、新雪に足跡をつけて遊びに来る。
         それを、うちの猫が窓からじっと見ている。
         ときどき、内と外の猫同士、見つめあっている。   


1月14日(金) 13日、なぜか札幌青年会議所の新年交礼会というものに参加。
         豊水小学校活用会議でお会いした方々からのご案内だったのだろう。
         おもいきり場ちがいだったが、勉強になりました。

         きょうは、「試験前の子ども」状態。しなければならないことは、分かっているのに
         別のことばかりやっている。いや、別のこと、のほうも、
         急いで処理しなければならないことばかり、なのだ。
         生協の食品注文表を記入するとか、 
         先日提出した申請書に、急ぎ追加の書類が必要、とか、
         クレジットカードの支払いが引き落としになっていないから至急入金せよ、とか、
         明日、スタジオの利用が入っているので、広げた資料を片付ける、等など。
         ほかに、テレビ取材の打ち合わせ1件。
         5月、6月に1週間単位のスタジオ利用申し込み2件。
         お、今年は出足が早い。


1月12日(水) 昨日は札幌学院大:演劇とアートマネジメントの最終講義。
        今年も、体験活動の比率がきわめて高い1年だった。
        学生たちはあれこれ振り回されてたいへんだっただろうけど
        でもきっと、得がたい体験が多かったはず。いつか思い出してくれるといいな。
        誠心誠意、参加してくれたOB、OGたち、お疲れさま、ありがとう。
        ただ私にとって、あまりにも仕込み、段取りの労力が大きすぎるようだ。
        新年度は、過去5年間を検証して、少しシンプルな講座にしようと思う。

        北海道文化財団に、うそっぷの会活動について共催事業申請を提出。
        書式をHPからダウンロードして、直接書き込み、メールで提出。なんて便利。
        5年位前、日本財団から小さなフロッピーで申請書式が送られてきた。
        データ入力するのに、えらい苦労をしたことを思い出す。


1月10日(月・祝)  クルクル動いている割に、仕事の成果が見えない日。
        家のことに多くの時間を費やし、住環境がいくぶんすっきり。食品ストックを補充。
        必要な資料を探して、やっと見つけたこと。ひとまずこれらで、よしとしよう。


1月9日(日) 長嶺ヤス子さんが、12月公演の残務整理に来札。昼食会に参加させていただく。
        次は4月12日アートスフィアで、近松浄瑠璃「博多小女郎浪枕」を、下座音楽に演歌を
        おりまぜて、久しぶりの和服で踊るという。おもしろそう。

        午後、「八軒物語」の新年顔合わせ。ようやく、正式タイトルが決まりました。
        題して「亘理渡来記すえ語り」。亘理(わたり)は宮城県の地名。多くの屯田兵が
        ここから入植しています。語り手のおばあさんの名前が、島村すえさん。
        ということで、ちょっと時代劇風?かな。
        肩につけるサブタイトルは、「八軒物語VOL.2」。
        昨年の第1作は「八軒物語2003」としたのですが、予算の都合上、年度で動くことも多く
        今回も2004〜2005にまたがって活動しています。これではどうも分かりにくいので
        今回から表記を変えたいとおもいます。さてさて、3月5日、6日の本番に向けて始動。


1月8日(土) 雪、ひたすら雪。よく降りますね。
        いくつかの懸案に進展あり。
        なんだか、いつもそんなことばかり言ってますね。
        いったい、いくつ懸案があるんダ?
        
        実のところ、何ヵ月ごし、何年越し、十数年越し(?)の懸案が、リストアップされている。
        そうこうするうちに、解決の方向が微妙に変わったり
        無理に処理しなくて正解、という場合もあったり、
        あたためてこそ懸案、ということもあるのだ、などと言い訳して。
         
        で、なんだか少し、身辺がすっきりしてきたような気がする今日このごろ。
        課題がシンプルになってきたのかもしれません。


1月7日(金) 琴似神社へ「どんど焼き」に。古い神札など、実際に火をたいているところへ
        投げ入れることが出来るのはありがたい。お世話の方は大変だけど。
        七草。本来の七草粥がどのようなものか、知らないのだけれど、
        うちでは毎年、大根、にんじん等、ありあわせの野菜7品をたっぷり刻みこんだ
        炊き込みがゆのようなものをつくる。
        あっさりして、おなかに優しくて、美味しいと思うのだけど。

        1986年、19年前の2月に閉館した駅裏8号倉庫の運営委員10数人に
        久しぶりのミーティング開催相談を発信した。集まって検討したいことがあるのだ。
        この人、会ってないな、連絡先が分からない、と思ったら、
        何のことはない全くそのまま、30年変わってないよ〜、と電話で笑うMさん。
        まだ終わっていなかったと思うとちょっとうれしい、と返信をくれたUさん。
        20年の時間はやはり、重いなあ。でも、な〜んにも変わってない何かが、確かにありそうだ。


1月6日(木) 夕方、娘と大通りまで。かいもの、食事。
        まちはそれなりの賑わい。いくつかの懸案処理。  


1月5日(水) 雪。しずかに、たえまなく、降り続ける「積もりそうな」雪。
        昨年、表通りに融雪溝が出来て、道路わきの雪山が解消され、とても見通しが良くなった。
        しかし溝に雪を投入する作業は、区域ごとに分担されているようだが、なかなか大変そうだ。
        教会、幼稚園、牧師館周辺一帯の雪を、いつも、もくもくと処理している方が居て、
        本当に頭が下がる。きょうも終日、この人の姿があった。
        
        昨日の「カレンダーリサイクル広場」は、雪の降るなか、届けてくださる方、
        買いに来てくださる方、20人あまりが足を運んだくださった。
        よく売れて、残ったものは早速、かでる2・7のボランティアセンターに届けた。
        こちらはきょうからすごい規模で開催。ダンボールがどんどん運び込まれています。
        以下に情報を。

        カレンダーリサイクル市 
        日時   1月5日 10:00〜16:00/6日 10:00〜15:00
        場所   @かでる2.7(中央区北2西7) 1階展示ホール
              A札幌国際プラザ(北1西3MNビル)5階
              B札幌サンプラザ(北区北24西5)1階展示ホール
        問い合わせ 北海道ボランティア・市民活動センター TEL..011-281-0590


1月3日  琴似駅前のヘアサロンで、髪をカット。半年ぶり、いや、それ以上か。
      サービスでマッサージしてもらい、福引でシャンプーをいただき、至れり尽せりですね。
      さあて、世の中、明日から動き始める。4日御用はじめ、というところが多い。
      レッドベリーでは、明日「カレンダーリサイクル広場」を開催。
      今年は商店などのサービスカレンダーが少ないみたい。
      一方、お店ではたくさん売っている。
      カレンダーは、好みのデザインを選んで「買う」もの、になりつつあるようだ。
      とはいえ、まだまだカレンダーリサイクルは可能なはず。
      提供してくださる方への、ささやかなおみやげを準備。


1月2日    母、娘と3人で北海道神宮に初詣。今年はあたたかく、おだやか。
        ずっと前から、おそらく40年以上続くこの習慣に娘が加わり、
        その娘の身長が私を越した。いつもの甘酒。
        六花亭お休み処の焼もちとお茶サービスが始まったのは、いつからだったか。


2005年元旦  あけましておめでとうございます。
         雪。純白のお正月。良い年でありますように。
         
         昨夜の紅白は、新撰組のテーマと、「マツケンサンバ」と、小林幸子がよかった。
         韓国の女優さん(名前覚えてない)の歌というかパフォーマンスというか、不思議な迫力。
         カウントダウン直前に、タカシクンから「もうすぐあけおメール」。
         道警に就職が決まっている彼、学生時代最後のお正月だね。
         盛り上がってるのかな。ありがとう。
         あけてやっと、年賀状を書く。それが本来、と言い訳しつつ。